【ドイツの暮らし】ドイツの冬

12月になってなんとなく忙しく日々が過ぎて行きます。師走というように、周りも街もお店もいそいそとしてきます。ドイツではクリスマスの4週間前から「Advent アドベント」というというクリスマスを待ち望む期間、クリスマスへの準備期間が始まります。今年は12月1日からでした。家家の窓はクリスマスの飾りがほどこされ、街はクリスマスイルミネーションで飾られ、クリスマス市場が出るようになります。

写真は私が長年住んでいたドイツの家の窓辺です。ドイツでは窓のカーテンをあえて閉めない所も多く、道から部屋の中が丸見えなのですが、それでも良いという考えで窓辺を季節ごとに飾っている家が多くあります。家の中にいても綺麗な窓の飾り付けが楽しめ、外からも道ゆく人が見て楽しめるようになっている家庭も多いです。

私にとって「ドイツの冬」といえば欠かせないものがもう一つあって、それは暖炉でした。

ドイツは大体の家がセントラルヒーティングの仕組みをとっていて、家の中に入ると暖かい仕組みになっています。長く暗く寒い冬の土地ならではです。そして暖炉も部屋をフワッと暖かくしてくれるとても良い暖房アイテムです。ゆらゆらと燃える暖炉の火を見ていると心が落ち着きます。見飽きることがありません。刻々とその姿を変えていく炎を私は飽きもせずずっとひたすら眺めていました。動物の中で唯一人間が火を怖がらなかったといいますが、そのおかげで人間は動物を差し置いて発展してきたのでしょう。ものを燃やし尽くす火でもありますが、暖かく安らぎを与えてくれる火でもあります。この暖炉のそばに腰掛けて、赤ワインを片手に友達と語り合う冬の夜はとても心地の良いものでした。

先ほどもお話しした通り、ドイツは北海道よりもさらに北に位置する、緯度がかなり高い国です。9月ごろになると秋がはじまりあっという間に暗く長く寒い冬になります。4月ごろになってようやく春を少しずつ感じられるようになるでしょうか。そんな長い冬だからこそ、ドイツの人々は家の中で快適に過ごせるような暮らしのスタイルを作ってきたのでしょう。

長く暗く寒い冬は家の中で暖かく過ごす、その分春が来るのがとても待ち遠しい。まだ肌寒い頃から、庭にOsterglocken オースターグロッケンという白い小さな水仙のような花が咲いているのを見ると「春ももうすぐそこまできている」と感じます。日本に住んでいる時は特に感じた事が無かったことがあります。それは太陽の光のありがたさです。陽の光が私たち人間にとってどれだけ大切なものなのか、それを浴びるだけで気分もよくなり元気になるか、という事です。まるで自分は植物のようだ、と寒い日でも天気が良いと外に出て植物が光合成をする様に、太陽に向かっていたものです。

今年もクリスマスが近づいてきました。

そろそろドイツの知人、友人、恩師にクリスマスカードを書こうかと思っています。

今日はこのへんで。

ありがとうございました。

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