【ドイツの暮らし】マスクだらけの日本とマスク皆無のドイツ

ここ10日ほどテレビでは新型コロナウイルスについての報道ばかりの日々で毎日新しい情報が出てきてます。インフルエンザ対策と変わらないケア、手あらいうがいとマスク着用と気を付けてはいますが、やはり未知のウイルスでどれぐらい感染が広がるのか、など不安は尽きません。

普段からマスクをつけて外を歩く習慣がついている日本ですが、海外ではむしろそれはあまり目にしない光景です。ドイツでは外を歩いている人でマスクをしている人はまず見かけません。私も日本に一時帰国していた時、自分が風邪をひいている時や咳が出る時など、また飛行機の機内では乾燥から喉を守るために常にマスクをしていました。そしてドイツに着いた途端にマスクは外していました。なぜなら変な目でみられるからです。インフルエンザが流行する冬の時期も、花粉が飛んでいる春先から夏にかけても誰もマスクはしません。薬局に入ると薬剤師さんたちもマスクはしていません。病院に行かない限りマスクをしている人を見かけることは殆どありませんでした。なぜ薬剤師は医療機関なのにマスクをしないのかと聞いた事がありますが、マスクをすると話し声が聞きづらくなる、表情が見えにくくなるので不自然だ、などの答えを聞いたこともあります。

今回の新型コロナウイルスの影響で各国でマスク着用が推奨されています。今のドイツではどの程度マスクを着用しているのか気になるところです。報道でもあるようにウイルス感染に対しては普通のマスクはあまり意味がない、と言われていますがマスクを着用するのにはそれ以外の意味もあると思っています。自分が風邪をひいて咳やくしゃみが出る時、そして特に公共交通機関を利用する場合、周りに菌を撒き散らさないようにマスクを着用する、これはもうエチケットで人が多く集まるところでは当然の事だと思います。ドイツではマスクをして外を歩いていたら、変な目で見られるか、あえて何も聞こうとしないか、よほどの病気なのかという反応をもらっていました。そのうち周りの反応も面倒なのでまたマスクをしないようになりました。マスクを多くしている日本と、マスクをほとんどしないドイツの両国で、それではインフルエンザにかかる患者の数にそれほど大きな差があるのか、と言われると決して大きな差はないと思います。けれど上にも書いたように、「自分がくしゃみや咳をせざるを得ない状況でみずからマスクをして飛沫が飛び散るのを防ぐ」少なくとも「防ぐ努力をしているよ」という姿勢を示すことはエチケットだと思います。今日友人から聞いたのですが、ドイツのとある街で、外を歩いていると「コロナウイルス!」と声をかけられた、という日本人男性の話を聞きました。ある程度こう言った差別行為は予想していましたが、やはり、という感じで残念でなりません。見た目がアジア人というだけでからかい半分に「コロナウイルス!」という言葉をかける、こう言った程度の低い行動に出る若者に私も何度か遭遇してきました。ここでエチケットのためにマスクをしていたら、余計に警戒されるのか?花粉の季節になってきてくしゃみや咳をしただけで周りに警戒されるのか?と感じている海外在住の方は少なくないと思います。今はまだいろいろな事が解明されていなくて、これからどんどん感染の範囲が広がっていくかもしれません。けれどこのような偏見と差別が広がっていかないように願うばかりです。そしてこれを機にドイツでもマスクを着用する文化が広がれば良いのに、と思うのでした。

今日は音楽とは全く関係のないお話になってしまいましたが、マスクという視点に立って日本とドイツの違いを考えてみました。そしてまだしばらく寒い季節は続きますしインフルエンザも相変わらず流行しています。手洗いはもちろんのこと、公共交通機関や公共の場所ではいろいろな場所に手や指で触らないとどうしようもないケースが多いと思います。例えばドアノブや券売機、自動販売機、てすり、つり革などなど。その触った手や指で口や鼻、目を直接触らないように充分気を付けましょう。手洗いをしたら防げるというのでは足りません。色々と触ってしまった手や指で自分の口や鼻、目を触るとそこからウイルス感染してしまう、そしてそのケースとリスクが非常に大きいというのは薬剤師で医療機関に身を置く人から聞いた話です。私も充分気をつけていきます。皆さんもどうをお気をつけてください。

今日はこの辺で、今夜も読んでくださってありがとうございます。(2020年2月1日)

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