【大事なことば】⑦緊張を良いものにするために〜その1『息』〜

本番。いろいろなものがあります。オーケストラの本番、コンクール、オーディション、試験、、、、、。とても良い本番になる時もあれば、そうでない時もあります。出来栄えを左右するものの理由の一つに「緊張してしまった」ということが、おそらくトップに挙げられるのではないか、と思います。演奏をしている以上、緊張の場に出くわすことは仕方のないことです。私も緊張をうまくコントロールできずに何度も悔しい思いをしてきました。けれど、色々な経験を通して自分にとってはこうすることが「緊張を良い方向に、良い効果として持っていくことができるかも」というものをいくつかはっきりと自覚できるようになりました。

まず、緊張というのは必要なことです。緊張していないと注意散漫になり、いざというときにパワーが発揮できません。けれど、緊張がよくない方向に働いてしまうと「あららら〜〜」「なんでこうなるんだ〜〜」という状況になってしまいます。緊張をうまくコントロールすることが必要になるわけですが、頭ではわかっていてもなかなか難しいですよね。

そこで、なかなか難しいことですが「ふり返る」ことがとても大事になるわけです。なぜだめだったのか、何がどうなったのか、どうすればよかったのか、そのためには何をどのようにすれば解決に繋がっていくのか。。。私も色々と試してきてみて、いくつか「具体的にこうすると自分は緊張を少しだけでも、少しずつ、良い方向に持っていけるかも」というコツをつかむことができたのです。長くなりましたが、やっと本題です。

タイトルに「その1」と書いていますが、同時に一番大切なことでもあります。それは「息」です。「息」って普段は意識しないものです。勝手に体が行ってくれているものです。けれど、緊張している時は自覚しないうちに「呼吸のスピードが上がっている」、「呼吸が浅くなっている」ということが多いのです。そうなると、支えがどんどんと上がってきてしまい、重心を下の方に感じられなくなり、結局不安定な演奏に繋がっていきます。では「息」をどうコントロールしたら良いのでしょうか。

深呼吸をすることです。ただ単に深呼吸と言いましたが、「吐く息をしっかりと長く吐き切る」事に集中してみてください。そして息を吐き切ると自然に息を吸うようになります。当たり前のことですが、この「深く吐き切る、その反動で自然に息を吸う」というのが気持ちが落ち着くもっとも簡単で効果のある方法だと私は思います。さらに、「どんな風に自分が息を吐いて吸っているのか」注目してみてください。このことは他の回でもお話しようと思いますが、「内観」という事に少しだけ繋がっていきます。要するに「落ち着くことができる」という意味ですね。

緊張をどのように良いもの/効果にしていくのか、第一回目は「息、呼吸」についてでした。何回かに分けて続いていきます。今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

Viel Spass und Freude am musizieren!! 音楽に楽しみと喜びを★

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